2012/03/16

Glock 17 Grip Reduction

台北サイクルに参加したついでに、ガーダーのG17用フレームを手に入れたので、グリップ・リダクションを試してみました。

ステッピングの前に、まずはフレーム形状等修正します。フレームのサムレストの隆起をカッターで半分ほどに高さを調整、グリップ前部のフィンガーチャンネルを削り落としました。グリップ後部の形状は変更していません。

デフォルトのグリップパターンは#80程度の水ペーパーとカッターでなだらかに処理します。パターン部と梨地部の境界の段差等、仕上がりに影響しそうな部分は念入りに。

1.5mmのステンレス丸棒を30mm位にカットしたものを20本程度切り出し、ステッピング用のコテ先を作ります。丸棒の切断面はざっと鈍く尖らせてました。

丸棒の太さによって表現されるパターンが拡大し、視覚的にもグリッピングの印象としても変わるかと思いますが、初めてなのでオーソドックスな太さにしておきます。それらを束ねて針金できつく縛り、更に水道やガスのホースを固定するクランプ金具でハンダごての先に固定します。今回は加工面に平面が多いため、接地する面を均一に形成する様に固定しました。1.5mmx20本で直径約8mmのコテ先となりましたが、凹んだ曲面が多いフレームの場合、あまり大きくすると谷部にコテ先が入らなくなります。作業効率と相談して形状とサイズを決めるのが良いのでしょう。

ハンダごてに通電し、十分に加熱した後にステッピングを開始します。コテ先のサイズが小さいとロゴや刻印周りの細かなアール処理が楽かと思います。少々臭うので、換気の良い場所での作業が好ましいかと。30wのハンダごてで大体一時間位かかりました。60w程度のハンダごてがバランスが取れて使いやすいのかも知れません。

ステッピング後は、ピン穴の毛羽立ちを棒ヤスリ等で整形。実際に素手で保持すると掌が傷つく位に表面が荒れているので、水ペーパでざっとエッジを落とし、掌への食いつきを調整します。オリジナルのグリップよりもかなり食いつく為、コンシールドキャリーの場合はかなり落とした方が良さそうです。最後に、ペーパーがけで白っぽくなった表面にラッカー系のマットブラック(フレームが黒なので)を吹いて色味を調整します。

個人的な好みとしては、グロックのトリガーガードは右利きのの場合、左手人差し指を添えられるようにデザインされており、トリガーガード下部にアールを設けるのはやり過ぎかなと思います。マガジンキャッチ周辺を削り込む加工はしませんでした。肉厚を考えるとオリジナルの状態以上に削り込む事には強度的に不安を感じるのと、中指がマガジンキャッチに触れやすくなる気がします。フィンガーチャンネルを除去することで、1stや2ndジェネレーションのグリップの様に、右手各指の感覚が狭まる事で左の小指を使ったタイトなポジションが取れてなかなか良いです。