2013/11/21

Micro Sprite Slim Deck (Tokyo Explorer)

twitterやらtumblrにかまけて、こっちをおろそかにしていました。

ここ最近はMicroStep3ED予防サドルなどの発売など盛りだくさんだったんですが、そろそろ少しづつご紹介したく、今日はMicro Sprite用の新型デッキです。


Micro Sprite用のリプレイス・デッキはこれまで2回作っています。1台目はノーマルな長さで、2台目はショートデッキで肉抜きしたもの。

1台目には十分満足していたのですが、2010年前後にMicro製品の寸法に大幅な変更があり、前後で互換性が確保されていなかった為、破損を機に2010年以降版に対応させました。これらを普段使用していて気になっていた部分を更にブラッシュアップする目的で今回3台目を作成しました。


これまでは一個のアルミ材から削り出してコの字断面のデッキを作成していましたが、今回は上面を省略し削りの工程を減らしました。一体となっていた上面がなくなり、分離した左右のブレードをボルトで固定します。本来フォールディング・ブロックとブレーキ、ウィールで合計3箇所にボルトが使用されていましたが、これに加えて純粋にブレードを固定する目的だけのために、3本のボルト、またブレーキのスプリングを受け止める為に2本のボルトを使用しています。追加のボルトにはステンレス製のスリーブを作成し、ブレードの幅を一定に保たせています。


こうした構造の為、右側面にボルトの頭が9つ飛び出ることになった訳ですが、キックする足やズボンや靴が引っかかりそうで好ましく有りません。そこで今回は六角の皿キャップとローゼットワッシャーを使用しました。こうする事で靴がヒットしても、被弾経始的に車体のバランスを崩さずに受け流すのではないかと期待しています。しかし問題も有りまして、通常のボルトと異なり皿ボルトの規格はもともとの用途からか、頭から長さが決まっています。つまり、ローゼットワッシャーから飛び出るネジが切ってある部分の長さはM6とM4で異なり、サイズが大きくなる程全ネジでのネジ部の長さが短くなっていきます。今回は許せる範囲に収まりましたが、量産を考えると余り良い方法ではない様です。

左側面はこれまで、各種のナットやワッシャーを使用していましたが、今回はブレード自体にネジを切りナットとワッシャーとボルトの先端分を省略しました。新たに増えた構造保持用のボルトとスリーブとほぼ差し引きでき、デッキ上面分は儲かったことになります。アルミとステンレスのネジの組み合わせですが、これまでデッキ側には破損や変形は起こっていません。


ブレーキはスプリングも含め、Micro Sprite用を無加工で使用できる状態です。これらはデッキの天井があることが前提の設計なので、スプリングの形を変えるかしてもう少しシンプルにするべきですね。Micro Bullet Street PROのパーツを使いたかったのですが、なかなか手に入れにくく...

しばらく乗ってみます。