2014/08/24

Bar Tape

DropFireやバーコンを使ってる場合、バーテープをステムから巻いていくのではなく、エンド側から巻いていく方が都合が良かったりします。久しぶりにバーテープを巻く機会があったので、写真を撮ってみました。


バーテープはY'sで900円で売ってたDedaのバーテープです。


巻き始めがボコっと太らない様にハサミで整形します。左右対称ではなく、ちょっとセンターをずらすと良い感じになるかと。エンド側の角度を浅めにします。バーテープに付いている両面テープは粘着し過ぎる場合が有るので、ペタペタ触ったり布に付けたりして粘着力を少し殺します。こうしておくとイマイチな時に剥がしてやり直しが気軽ですし、交換の時に溶剤が飛んで両面テープがカリカリにこびり付くのを軽減できます。


巻き方はハンドル右側の場合、後方から見て時計回りです。自分は走行中ドロップハンドル下部を握る手に力を入れると、自分の手はオートバイのアクセルを閉じる様に動作するので、力がかかった時にバーテープが締まる様に巻けば、トラブルが少なかろうという狙いです。


ドロップの下の部分は目に付く所なので、ロゴが良い感じで列になる様に巻いていきます。周回毎のロゴが隠れない方が格好いいんじゃないでしょうか。巻く間隔が狭いと太くクッション性の有る感じに、間隔が広いと細くてダイレクトな感じになります。フラット部分はブレーキアウターを巻き込む為に太くなりがちなので、下部は狭めに上部は広めに巻くと太さが均一に感じられるかと思います。


デュアルコントロールレバーやブレーキの固定バンドを、バーテープに付いてくる短い切れ端を使って先にカバー、隙間が出来ない様に巻いていきます。上部に移る場合はアクセルを開く動作でバーテープが締まる様に方向に変えます。ビニールテープやセロテープを使用して、ブレーキアウターの仮止めをやっておくと楽です。セロテープは交換時にこびり付いたりしますが、薄く伸びにくいので位置決めが楽です。溶剤が飛んでこびり付いてもCRC等でちょっと湿らせれば楽に除去できます。


ステムの方まで巻いていって、最初と同じ様にハサミで三角形に整形すると変に太った巻き終わりになりません。バーテープ付属のテープで止めても良いのですが、大抵粘着力が弱かったり短かったりするので、ビニールテープで終端を固定します。


ポイントは、力がかかると締まる様に巻くこと、両面テープの粘着力を弱めること、巻き始めと巻き終わりを整形して太らないようにすることでしょうか。厳密にはステム側から巻いた方がテープの断面が上向きに現れる為、安全性が高いとも考えられますが、現在主流となったクッションのある厚手のテープではどちらからでも問題ないかと...

Micro Luggage wheel tune

micro ラゲッジのウィール交換の注文がここ一ヶ月で3台くらいありました。売れてるみたいです。

これまでの問い合わせの大半は、キャリーカート形態時のスタビライザーが地面に擦りそうなのが気になるようで、フロントを大径化したいというリクエスト。弊社扱いのウィールだと前は110mm・120mm・125mm、後は個体差がありそうですが、72mmが入ります。


見た目を気にしない方は良いのですが、問題になるのがカラーリングで大径は色の選択肢が少なく、お勧めは110mmでしょうか。このサイズであればメタルコアや渋目の商品がまだあります。


micro ラゲッジは三輪(厳密に言えば四輪)のスクーターで、フレックスデッキではありませんが二輪程柔らかくしなくても、路面からの振動は不快ではない様に思います。自転車の代わりとして乗るのであれば110mmで78aのウィールがお勧めですが、常用しないのであればウィールの硬さは忘れてカラーコーディネートを優先させても面白いかと。

Yak 78aのウィールは110mmだけ相対的なコアのサイズが小さく、100mm用のコアにポリウレタンが多めに盛ってあるデザインになっています。100mmと125mmは同じ厚みですが、110mmだけタイヤ部分が厚く作られています。かつては72mm用のコアに110mmまでポリウレタンを被せたウィールもあったのですが、厚めで柔らかめのウィールは非常にマイルドな乗り味で、普段使いのスクーターには最適です。

micro ラゲッジはオリジナルな規格パーツの多いモデルですが、大人が乗ることを想定した野心的なモデルだと思うので、ウィール以外にも各部をブラッシュアップできないか検討していこうかと思っています。