2020/07/02

DropFire discontinued

現在、販売中の DropFire ですが本ロットの在庫を持ちまして製品としての販売を終了することとなりました。現行価格での販売が困難になった事、また十分にドロップハンドルが普及しマーケット的にもニーズが低減した事が主な理由です。約15年というロングセラーとなり、ご利用いただいた皆様には心より感謝いたします。


DropFire は Aoi Industries が 2006 年頃に発売したプロダクトです。この部品は何かというと、グリップ径 23.8mm のドロップハンドルやブルホーンバーに、グリップ径 22.2mm 用のシフターを固定するアダプターです。22.2mm で設計されたブルホーンバーの RpidHorn よりもハンドルの形状やポジションを市中の無数のハンドルから選べる事を目論んでいました。


バーエンドに装着し、MTB 用ラピッドファイヤーのシフターをマウントするとバーコンの様な使用感でバーコンよりも小さな動きで変速を行うことが出来ます。STI の使用感やブレーキレバーへの近さには劣りますが、MTB やクロスバイクにドロップハンドルを載せる場合では STI よりも遥かに安価に導入することが出来ます。

2020/03/06

Metal Point for Wacom

3年程前から Aoi industries では Metal Point という Wacom のペンタブレット用のステンレス芯を販売しています。当時、社員がコミケで見かけてきたものの出来が少し気になったので、図面を引いて NC 旋盤で削ってみたのがプロトタイプです。

量産化以降は予算を抑える為に、先端の鏡面研磨は全て自分が手作業で行っています。

第1ロットは 1.8mm + 2.4mm のセットで、1.8mm の半球のベース位置に 2.4mm の球上の 1.8mm の外径の部分設定しているので、2.4mm は 1mm 程長くなっています。

第2ロットは Wacom 純正の脱着ツールや爪を受けるための溝を付加し、ペン内部の保護の為に後端の面取りを大きくしました。2本セットに加えて、溝無しの 1.5mm + 1.8mm + 2.4mm の3本組のセットを用意しました。

第3ロットは現在用意しているのですが、1.5mm にも溝を付加し後端にもバフがけを行っています。パッケージは 2nd Edition のままですが現在、新品として販売されるものは全て第3ロットになります。

2019/06/14

Noise suppressor for Razor scooters

JD Razor MS-130A や現行の同デザインのキックボードの静音化について、柔らかいウィールの交換やクイックリリースの復旧等を試行して来ましたが、今回はリリースレバーの静音化についてです。

リリースレバーはスプリングでテンションを受けているのですが、スプリングの線径が細く折り畳みの際のスムースな操作感は得られているものの、走行時にはリリースレバーの遊びを抑制しきれず、路面からの振動を受けてカタカタとノイズを発しています。僅かなテンションの差なので、素材や線径と開孔のサイズ変更といった、下位互換可能なマイナーチェンジで改善できそうなものなのですが。

ワンオフであればスプリングを作り、新しいスプリングの径に合わせて孔を拡げてとなるのですが面白くありません。この部分は分解にも一般的ではないスナップリングプライヤーが必要になります。ユーザーの大部分が可能であろう形としては、柔らかな素材で適当にフリクションを与え、スプリングが開ききった状態のテンションを手助けしてあげれば良いのではと考えていました。サイズ的に 700c x 20 や 23 辺りの自転車用の細いチューブを切り出して、折り返す等すれば見た目も良いかも知れません。しかしチューブを使う場合もスナップリングプライヤーが必要になりそうです。

そこで、面ファスナーのループ側とフック側を溶着してケーブルを纏めるストラップとした商品があり、これを利用してみます。ハサミやカッターで加工できて末端処理も不要と難易度が非常に低い方法です。寸法的にはリリースレバーからフレームまでの距離 (今回の作例では 8mm。スプリングの腕の間隔は 6mm) に 0.5 から 1mm 程度大きくカットして一周程巻けば、スムースでありつつ鳴らない感じに。許されるスペースは狭いので、面ファスナーの厚みにもよりますがフック側の面積を必要最低限にして間に合わせます。今回は幅 9mm 長さ 60mm でフック側の長さは溶着部を含まず 10mm といった所。

カタカタという音が無くなるだけで、スムースで大人っぽい乗り物に乗ってる気がします。