2019/06/12

Tube holder for Bic Mini and Slim

ブッシュクラフトが注目されて以降、セリウムの棒もそこここで手に入るようになりました。着火の様子は YouTube でも多く公開されています。削ったマグネシウムやジェルではなく、解した麻ひもやティンダーと一緒に使うのが現代風というのは、不思議な感じがします。自分は喫煙者ということもあり、どちらかと言うとライターが身近です。ガソリンストーブを主に使っていた頃は、燃料を共用できるジッポーを使っていましたが、現在はガスライターを使っていて、ファーストエイドやサバイバルキットにフリント式の Bic Slim Mini J25 を入れています。

21 x 61 x 11 mm 10g というサイズは所謂百円ライターの中でも非常に小さい部類で、携帯しやすく紛失しても痛くありません。ガスの残量が見えないという欠点は複数持ちで誤魔化しています。着火の信頼性も高くデザインも良い素晴らしいプロダクトです。

Bic の煙草店向けの商品は時期により色が変わっている様で、また B2B 向けではボディやスイッチの成型色や組み合わせが異なるものが存在しています。オレンジ等の派手な成型色のものは、夕方の野営準備の時にも見失い難くいかと思います。

これらの Bic Slim 系のライターをキーホルダー等に接続できるキャップを以前より Aoi Industries はリリースしています。

20年程前までは街でもよく見かけた雑貨で無印良品も販売していた記憶があります。最近は見かけなくなってしまったという事で2013 年頃に企画しました。伸縮性が有り外周長が近いものであれば、CLIPPER CP11 等のライター、リップスティックやシャチハタにも使用可能で、Bic の Slim Mini J25 や Slim J23 にフィットする様に設計されています。塩ビのディップ成形物に開孔してマルカンを通したシンプルなデザインですが、数少ない同様の商品の中でもクセも無く良いものだと思います。

素材管理の問題だと思うのですが、どの工場でも塩ビ素材の混色には難色を示されます。グレーや OD 等もう少し自由な色で作れれば良いのですが。