ブッシュクラフトが注目されて以降、セリウムの棒もそこここで手に入るようになりました。着火の様子は YouTube でも多く公開されています。削ったマグネシウムやジェルではなく、解した麻ひもやティンダーと一緒に使うのが現代風というのは、不思議な感じがします。自分は喫煙者ということもあり、どちらかと言うとライターが身近です。ガソリンストーブを主に使っていた頃は、燃料を共用できるジッポーを使っていましたが、現在はガスライターを使っていて、ファーストエイドやサバイバルキットにフリント式の Bic Slim Mini J25 を入れています。
21 x 61 x 11 mm 10g というサイズは所謂百円ライターの中でも非常に小さい部類で、携帯しやすく紛失しても痛くありません。ガスの残量が見えないという欠点は複数持ちで誤魔化しています。着火の信頼性も高くデザインも良い素晴らしいプロダクトです。
Bic の煙草店向けの商品は時期により色が変わっている様で、また B2B 向けではボディやスイッチの成型色や組み合わせが異なるものが存在しています。オレンジ等の派手な成型色のものは、夕方の野営準備の時にも見失い難くいかと思います。
これらの Bic Slim 系のライターをキーホルダー等に接続できるキャップを以前より Aoi Industries はリリースしています。
20年程前までは街でもよく見かけた雑貨で無印良品も販売していた記憶があります。最近は見かけなくなってしまったという事で2013 年頃に企画しました。伸縮性が有り外周長が近いものであれば、CLIPPER CP11 等のライター、リップスティックやシャチハタにも使用可能で、Bic の Slim Mini J25 や Slim J23 にフィットする様に設計されています。塩ビのディップ成形物に開孔してマルカンを通したシンプルなデザインですが、数少ない同様の商品の中でもクセも無く良いものだと思います。
素材管理の問題だと思うのですが、どの工場でも塩ビ素材の混色には難色を示されます。グレーや OD 等もう少し自由な色で作れれば良いのですが。
2019/06/12
2019/03/04
Windmill JPW modification
暫く前に作ったものですが、ライターのキャップを作り直しました。
Windmill JPW は古いターボライターです。恐らく1990年頃に発売されたもので、刻印以外のマイナーチェンジも殆ど無いロングセラーで、現在も継続して売られています。Windmill のターボライターはアウトドア向けに見えるデザイン、釣具メーカーが作った様な微妙なものが多いのですが、この JPW だけなかなか格好良いのです。
ダイキャストの表面処理は塗装のみ。ポリッシュのモデルも使用しているうちにクリアが剥がれ、錆びて渋い雰囲気になっていきます。ガス注入口のキャップはアルミ削り出しでアルマイト有り。刻印が同心円に沿う様にカーブしています。周囲はローレット、Oリングは防水と固定の二種と手の込んだもの。中心には丸カンを接続した可動するピンがあり、キーホルダーやストラップを繋げてアウトドアっぽくしようという趣向なのですが、このピンはポンチでカシメて固定されています。
ピンはアルミ製だと思うのですが、カシメの高さと部材の厚みが適当ではない為、やがてすっぽ抜けるという問題があります。フィールドですっぽ抜けた場合には知らないうちにライターは失われ、どこかに固定したストラップには小さなピンだけがぶら下がっているという悲劇も... タフそうでアウトドア用としていかにもなプレゼンテーションに、素直にノセられると失くしてしまうというのは最悪です。
そこで、このガス注入口のキャップを採寸し、ランヤードリング一体のキャップを作ってみました。ピンを作り直す方法もありますが、かなり狭い場所であるのと固定に薄いナットを使うと格好悪い気がして、ランヤードリング一体です。
オリジナルの寸法を踏襲したものをノズルの可動域に干渉しない程度に屋根を付けて密閉、余り主張したくないのでランヤードリング部はキャップの平面形と同じカーブです。4mm のパラコードがギリギリ通せるように 3.5mm で開孔しました。デザイン上の特徴になっていたローレットは、ランヤードリングの半円の面で十分にトルクがかかるので省略。結構気に入っています。
2018/08/27
Mini125 Front Dual Wheel
minilove の応募期間が長かったので、キックボードのフロント二輪化キットを自転車用に設計し直して試作してみました。100mm ウィールと 72mm 二輪を互換できるように高さを設定しているので、交換後も乗車ポジションに違和感は有りません。段差には弱くなっていますが、従来からの弱さと比べても微々たるもので... フロント二輪化キットとフォークを繋ぐ関節部にはナイロンワッシャーを噛ませているので、フロントをホップしてもフォークの先でパーツは半固定され暴れることはありません。低速での走行時に非常にクイックな極小径車のハンドリングが安定するメリットは大きいと思います。
フロント寄りに重心があり、スピードを出さないMini125ではフロントはブレーキ無しでも十分と思いますが、ピストやら何やらで聞こえが悪いので、フロント二輪化キットのホイールベースを 1cm 程度伸ばして、ブレーキを内蔵する設計にしています。ブレーキは小さく引き代を大きく設計できないのでカンチやキャリパーより若干短くなりました。現在はVブレーキ用のエイドレバーを使用しているので、レバーを交換する必要が有りそうです。
これまでに作ったフロント二輪化キットはボルトとナットを使う仕様でしたが、最近製作したキックボードのデッキで問題の出なかった、アルミのプレートに直接ネジを切る方法を試しました。ローゼットワッシャーと皿ネジを使用して引っかかりの少なさそうなアウトラインにしています。ブレーキのリバウンド用に内蔵スプリングを作ったのですが、パワー不足で外部にもスプリングを配しています。これでも十分ではないので、内蔵スプリングの格納スペースや製作誤差を盛り込んで再考することにします。
動作はまだ完璧ではありませんが、構造としては Mini125 や JD Razor Japan のブレーキよりもシンプルで耐久性の有るものかと。需要の有る 100mm 用のブレーキシステムも近く考えてみたいと思っています。


